ちなみに、正式名称は「Malayan Banking Berhad」だが、ロゴも「Maybank」になっている。
このメイバンク、窓口で待たされることが多いのが難点だが、支店も多いし、ATMの数も多いし、なによりスマホアプリとインターネットバンキングが便利なので重宝している。
スマホアプリにバイオ認証を導入
そんなメイバンクが、最近導入したのが、スマホアプリのバイオ認証。
指紋認証は2015年から使えるようになっていたが、2017年11月から、顔と声のバイオ認証もできるようになった。
アプリを立ち上げたらすぐに指紋認証をリクエストしてくる。 |
以前は、アプリを立ち上げたら、ユーザーネームを入力 → パスワードを入力、と二段階認証だったので面倒くさかったけど、指紋認証が導入されてからは、アプリを立ち上げて、さっと指を押し当てれば、何も入力せずにすぐに使えるのでかなり便利。
ちなみに、口座振替とかの処理には、別途パスワードの入力が必要になる。
パスワードなしで出来るのは、残高確認、銀行クレジットカードの使用状況など。
現状、このアプリを立ち上げた時のバイオ認証を、声、顔、指紋から選べるという感じになっている。
声と顔の方も登録してみたが、アプリに話しかけるのも、ニッコリしてみせるのもなんか気恥ずかしいので、結局、指紋認証しか使っていない。
だが、安価なスマートフォンだと指紋認証の機能が利用できない機種も多いだろう。
カメラとマイクという、どのスマホでも実装している機能を使える声と顔のバイオ認証は、そういうスマホを使っている人にはかなり便利に違いない。
声と顔のバイオ認証も選べるようになっている |
QRコードでのキャッシュレス支払いサービスも導入
そして、メイバンクが2017年末に発表したのが「QRPay(キューアールペイ)」だ。
先日アプリをアップデートしたら突然「QRPay」の文字が現れた。
調べてみたら去年の12月からメイバンクの社内食堂で実験中らしい。
一般の小売店などでの利用が始まるのは2018年に入ってからということなので、すでに導入している企業もあるのかもしれない。
システムとしては、中国のAlipayとかWeChatに似ていて、QRコードで支払先の口座を読み取って、そこに指定された金額を送金するような感じらしい。
クレジットカードよりも手数料が安いから少額の買い物にでも使えるし、店舗側の導入費用も抑えられるうえ、デビットカードみたいに即座に取引が成立する。
店舗側にとってはいいことばかりなんじゃないかな。
このQRPayを使って、250リンギを超える支払いをする場合、先ほどの声、顔、指紋いずれかのバイオ認証が必要になるらしい。
なるほど! そういうわけで、QRPayに先駆けて顔と声のバイオ認証を導入したんだろうな。
マレーシアは日本と同じでキャッシュレス化が進んでおらず、まだまだ現金を持ち歩かないといけない。
しかし、コンビニなどでちょっとした買い物をした場合、100リンギや50リンギの高額紙幣は嫌がられることも多い。
そんなとき、このQRPayが安全に使えればかなり便利になると思う。
早く使ってみたい!
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