マレーシアの映画館は激寒。
しかも、ハリウッド映画の場合、音声が英語なのはいいとして、字幕が中国語とマレー語しかなく、理解ができないことが多いので、本当は映画が好きなのにもかからず、すっかり足が遠のいていた。
しかし、年末、『スターウォーズ 最後のジェダイ』のいろんな評価を聞いているうちに、「観たい、どうせなら映画館で観たい…」という意欲がムクムクと湧いてきた。
「どうせなら、いい画質で観たい!」
…ということで、さっそくマレーシアの映画館の画質、音質について調べてみた。
マレーシアの映画館2大派閥
・Golden Screen Cinemas(略してGSC)
・TGV Cinemas(略してTGV)
個人的には、行きやすい立地にあるのがたいていGSCなので、GSCのアプリを使って、オンラインでチケットを予約して観に行くことが多い。
仕事帰りとか込み合う時間帯だと、チケットカウンターが混んでいることが多いのと、事前予約しておかないと、人気作品だとすぐに売り切れてしまうからだ。
あと、GSCはマレーシアではなかなか上映されないアート系の作品がかかることが多少あるというのも、GSCをひいきにしている理由である。日本大使館も協力している「日本映画祭」や、EU映画祭も開催しているし、「International Screen」というカテゴリーがあって、日本やヨーロッパの映画も細々とだがかかっている。
一方、TGVは、スリアKLCCやタイムズスクエアに入っていて、決して行きにくいわけではない。しかし、基本的に私好みでない大作が多く、ラインナップが微妙なこと、以前、話題のマレーシア映画を見に行ったら英語字幕がなくて全編セリフがマレー語だったためほとんど理解できなかったというトラウマがあり、それから一切足を踏み入れていなかった。
IMAXはTGVが独占状態
日本での『最後のジェダイ』のレビューを見ていると、「画質がいいIMAXがおすすめ」という記載がちらほらあり、せっかくならIMAXで! と調べてみたところ、IMAXシアターを運営しているのはTGVだけ。また、マレーシア全土でも、IMAXのスクリーンがあるのは6館だけらしい。
なかでも一番新しくて、スクリーンが大きいのがSunway Velocity。
場所的にも行きやすく、IMAX 3Dの上映時間がちょうどよかったので、オンラインでブッキング!
Sunway Velocity IMAX 3Dシアターのエントランス |
高音質のDolby AtomsならGSC
一方、GSCにはIMAXはないが、高音質を誇るドルビーアトモスを備えており、ここで観るアクション大作は大迫力だ。
以前、ミッドバレーメガモール(Midvalley Megamall)のドルビーアトモスの設備があるスクリーンでアクション映画を見たことがあるが、サウンドの迫力がすごかった。
音重視の映画作品ならこちらがおすすめ。
ちなみにGSCは、画質とスクリーンの大きさを重視した「MAXX」というスクリーンを全国に4館備えている。ただ、このMAXX、調べてもどういう技術を使った設備なのかがよくわからなかった。
座席が動く「D-BOX」や「4DX」ならGSC
日本にもあるようだけど、ストーリーに合わせて座席が動く「D-BOX」や、座席の動き加えて風や匂い、ミストなんかが出てくる「4DX」は、マレーシアではGSCにしかないようだ。
それにしても、座席が動いて風やミストが出てくるってほとんどテーマパーク!
こっちでも『スターウォーズ』、観てみたい!
設備がよければその分チケットも高い
ところで、マレーシアは映画のチケットが安い(日本が世界的に見ても高いともいえるが)。
特別の設備がない普通の映画のチケットなら12リンギ(400円くらい)など(映画館によっても異なる)。
GSCは水曜日は割引があり、そうなると10リンギで見られたりする。
ちなみに、『スターウォーズ 最後のジェダイ』のIMAX3Dのチケットは22.5リンギ。
普通のチケットよりずっと高いからか、私が観に行った1月2日は、マレーシアでは平日だったからとはいえ、観客がたったの4人。寒いマレーシアの映画館がことさら寒く感じられた『最後のジェダイ』であった。
MRTブキビンタン駅構内には『最後のジェダイ』の広告があったが、 どれくらい盛り上がっていたのか…? |
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